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蒲原有明日記 1945-1952

知の俤(おもかげ)

日本象徴詩の大成者、最晩年の記録が甦る!
有明とゆかりの深い公孫樹舎が8年の月日をかけ、満を持して刊行します。文壇から離れた老詩人は鎌倉の谷戸の奥で何を読み、何を感じていたのか。戦後の物価や食物事情、膨大な書物購入の記録、原稿料・放送使用料などの記録、川端康成一家との1年間の同居と交流、敬愛に満ちた野田宇太郎・矢野峰人らとの交流など、一詩人の日常や交友関係が克明に記されております。

編・解題 高梨章
規 格 A5判上製本・550頁
価 格 8,500円(税抜・送料別)
富岡
《推薦文》
詩人の魂を知るために
関東学院大学教授/鎌倉文学館館長
富岡 幸一郎

蒲原有明は、最初に小説家として立つが、近代日本の象徴詩人としてその文名は高い。またいわゆる鎌倉文士のさきがけとして、大正8年に鎌倉の雪ノ下に入り、川端康成らとの交友も深い。
今回、蒲原有明日記が関係者の尽力によって公にされる。詩人の魂が何を求め、どのように生きようとしたのか。鎌倉の谷戸から、戦後の世相をどのように見ていたのか。興味つきぬ貴重な文学資料であるとともに、「鎌倉」というトポス(場所)を知るための格好の書となろう。

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