東海短歌会・編集委員、静岡県歌人協会・名誉会員である三杉彩子氏が、蒲原有明の旧居跡碑の建立に参加した際に出会った弊社会長との縁から、『東海短歌』に連載していた「随想」と「槙不言舎余話」を収録した本著が生まれた。 「随想」は逆境に立たされ、老いて独居という傷心の中でしたためたものが大半であり、今まで見えなかったかすかなもの、はかないものが、いとおしく思えたことも不思議であったと語る。